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園児メモリを提供開始:一人ひとりの育ちにフォーカス

保育AI「hinary(ヒナリー)」の新機能「園児メモリ」提供開始

保育AI「hinary(ヒナリー)」に、園児一人ひとりの姿や育ちをAIが記録・蓄積していく「園児メモリ」機能が加わりました。日誌づくりやチャット相談などいつもの会話の中から、AIが記録すべき内容を自動で抽出し、園児ごとに蓄えていきます。ベータ版として、2026年7月27日より提供を開始します。

園児メモリに保存される記録は、その後のヒナリーとの会話や、月案・週案・日誌・保護者文章の作成に反映されます。一人ひとりの育ちが「点の記録」で終わらず、情報資産として積み重なり、次の保育へとつながっていく。園児メモリは、そのための機能です。

なぜ「園児メモリ」をつくったのか

保育の中心には、いつも一人ひとりの子どもがいます。あの子が最近どんなことに興味を持っているか、友達との関わりがどう変わってきたか、生活面でどんな成長があったか。先生方は日々そうした姿を捉え、日誌や連絡帳、月案・週案へと落とし込んでいます。

ただ、その一つひとつの気づきは、書類の中に散らばりがちです。日誌に書いた小さな変化が次の計画に活かしきれなかったり、年度替わりでクラス編成が変わると、それまで積み上げてきた一人ひとりの記録の引き継ぎに苦労したり。せっかく捉えた育ちの姿が、「点の記録」のままになってしまうことは少なくありません。

園児メモリは、この課題に応える機能です。普段のヒナリーとの会話の中から、AIが園児一人ひとりの記録を抽出して蓄えていきます。溜まった記録は、AIの回答に反映され、次の月案・週案・日誌・保護者文の作成に繋がります。一人ひとりの育ちを、園全体で受け継いでいける「メモリ」にすることを目指しました。

記録は「書く」のではなく、会話から「残る」

園児メモリのいちばんの特徴は、記録のためにわざわざ入力する必要がないことです。日誌づくりやチャットでの相談など、いつも通りヒナリーと会話するだけで、AIが「これは記録として残しておくべき内容だ」と判断したものを自動で抽出し、園児メモリとして保存します。

たとえば「運動会のリレーの練習中に転んで膝を擦りむいた。保護者への伝え方を考えて」と相談すれば、保護者への伝え方を提案すると同時に、そのできごとを園児メモリに記録として残します。抽出される記録は、健康・人間関係・環境・言葉・表現の「5領域」でタグ付けされるため、あとから「どの領域に関する記録か」を見渡しやすくなります。

連絡帳の相談の会話から、AIが園児メモリに記録を自動で残し、5領域でタグ付けする画面イメージ

溜まった記録から、AIが「育ちのまとめ」を生成

日々の記録は、一つひとつは短い「点」です。園児メモリには、その点をつないで一人ひとりの育ちの流れを描き出す「育ちのまとめ」があります。

記録が一定量たまると、AIがバックグラウンドで自動的にその子の成長の様子をまとめてくれます。先生が「まとめて」と指示しなくても、日々の記録が積み重なるだけで、その子がどんなふうに育ってきたかが一つの文章として見えるようになります。点在していた気づきが育ちのストーリーになることで、要録や個別の振り返り、保護者面談の準備などの土台としても活用できます。

園児メモリの画面で、日々の記録からAIが自動生成した「育ちのまとめ」と、5領域でタグ付けされた記録の一覧を確認する画面イメージ

使い方

園児メモリは、いつものチャットの中から自然に使えます。

  1. 名簿を登録する:まず「園児名簿」に園児を登録します。一人ずつの登録に加え、一括インポートにも対応しています(次の章で詳しく紹介します)。
  2. 会話の中で記録する:チャットで園児を選び、「〇〇ちゃんが今日〜しました」と伝えるだけ。AIが内容を園児メモリに記録します。相談の流れの中からAIが自動で記録を提案することもあります。
  3. 会話の中で引き出す:「〇〇ちゃんの最近の様子は?」「ひまわり組の子はどんな様子?」と尋ねれば、AIが過去の記録をふまえて答えます。

記録した内容は「園児メモリ」の画面からも確認でき、園児ごとに記録の一覧や「育ちのまとめ」を見られます。名簿に登録していない子どもの記録は、組織で共有されない個人用のメモとして扱われます。

チャットで園児をメンションし、過去の記録をふまえて今後の関わり方を相談する画面イメージ

園児名簿の登録

園児メモリを使い始めるには、まず園児名簿を登録します。登録は「施設の設定」の「園児名簿」から行えます。一人ずつ登録できるのはもちろん、テキストの貼り付けやファイルのアップロードによる一括登録にも対応しています。園の状況に合わせて、登録のしかたを選べます。

一括で登録する場合は、AIが名前・生年月日・クラスなどを解析して取り込みます。すでにお使いの名簿データからでも、まとめてスムーズに登録できます。登録した園児は、チャットから名前で呼び出したり、クラス単位で様子をまとめて確認したりできるようになります。

施設の設定の「園児名簿」画面で、園児を一人ずつ新規作成、またはファイルのアップロードで一括登録する画面イメージ

活用例

園児メモリに一人ひとりの記録がたまっていくと、AIの回答が「その子」「そのクラス」に寄り添ったものになっていきます。たとえばこんな使い方ができます。

  • けがや体調の共有:「リレーの練習で転んで膝を擦りむいた。保護者への伝え方を考えて」と相談すると、保護者への伝え方を提案しつつ、そのできごとを記録として残せます。
  • 育ちの偏りに気づく:「〇〇ちゃんの最近の様子を教えて」と尋ねたあと、「5領域の中で記録が足りていないのはどれ?」と続ければ、記録の少ない領域をAIが教えてくれます。「どんな活動をしたらいい?」と重ねれば、その子に合った遊びの提案までつながります。
  • クラスの様子をふまえた計画:クラスの子どもたちの記録をふまえて、今のクラスにフィットした遊びや活動を提案してもらえます。記録が少ない子にも自然と目を向けられます。
  • 配慮が必要な情報の整理:「クラスのアレルギーがある子の名簿を作って」と頼み、「その子たちも食べられるおやつを提案して」と続けるといった、配慮とセットの活用もできます。
クラスの園児一覧をふまえて、クラス全体の育ちの様子と適切な遊び・活動をまとめる画面イメージ

こうして一人ひとりの記録が積み重なるほど、AIの回答は園の子どもたちの姿に近づいていきます。そして年度が替わっても、積み上げてきた育ちの記録を園の記憶として受け継いでいけます。

データの取り扱いについて

園児メモリは、子どもに関わる大切な情報を扱う機能です。安心してお使いいただけるよう、ヒナリーは次の方針でデータを取り扱っています。

  • 入力データは、AIの学習に使用されません。
  • 園児メモリの記録は、AIが回答や書類を作る際の参照に使われます。これはモデルの再学習とは異なり、参照した内容がAIの学習データになることはありません。
  • データは、Amazon Web Services(AWS)の国内リージョンで管理しています。AWSは、日本の行政機関が利用する「ガバメントクラウド」の対象クラウドサービスに選定されているほか、多くの金融機関でも採用されている、セキュリティ水準の高いクラウド基盤です。

園児メモリに記録されたデータは、国内の堅牢なクラウド基盤で厳重に管理され、AIの学習には使用されません。子どもに関わる大切な情報だからこそ、現場が安心して使える形を大切にしています。

今後について

園児メモリと園児名簿は、ライトプラン以上にご加入の保育施設でご利用いただけます。

現時点では、まずベータ版として公開します。今後、数週間から数カ月をかけて技術開発に取り組み、記録の抽出や「育ちのまとめ」の精度向上、使い勝手の改善を進めていきます。これは、まずベータ版として公開し、現場でお使いいただいたうえで、いただいたフィードバックをもとに内容を洗練させていくという、当社の反復型開発の考え方に沿ったアプローチです。園児メモリについてお気づきの点があれば、ぜひフィードバックをお寄せいただけますと幸いです。

なお、これまで「個人の設定」>「メモリ」に保存されていた「園児のこと」の内容については、近日中に園児メモリへの移行プロセスをご案内します。移行までもうしばらくお待ちください。

よくある質問

園児メモリとは何ですか?

園児メモリは、園児一人ひとりの姿や育ちを、保育AI「hinary(ヒナリー)」が記録・蓄積していく機能です。日誌づくりやチャット相談の会話の流れから、AIが記録として残すべき内容を自動で抽出し、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域でタグ付けして保存します。溜まった記録は、その後の月案・週案・日誌・保護者向けの文章・AI相談に反映されます。2026年7月27日にベータ版として提供を開始しました。

記録は先生が手入力する必要がありますか?

いいえ。園児メモリは、記録のためにわざわざ入力するものではありません。日誌づくりやチャット相談など、いつものヒナリーとの会話の中から、AIが記録すべき内容を自動で抽出して提案します。

「育ちのまとめ」とは何ですか?

育ちのまとめは、日々たまっていく園児メモリの記録から、AIがその子の成長の様子を一つの文章として自動でまとめてくれる機能です。記録が一定量たまると、バックグラウンドで自動的に生成されます。点在していた日々の記録が、その子の育ちの流れとして見えるようになり、要録や個別の振り返りの土台として活用できます。

園児名簿はどうやって登録しますか?

園児名簿は、一人ずつ登録できるほか、テキストの貼り付けやファイルのアップロードによる一括インポートに対応しています。AIが名前・生年月日・クラスなどを解析して取り込むため、既存の名簿データからでもスムーズに登録できます。名簿に登録された園児は、チャットから名前で呼び出したり、クラス単位で様子をまとめて確認したりできるようになります。

保存された記録は編集・削除できますか?

はい。保存した記録は、園児メモリ画面から編集・削除が可能です。AIが抽出した内容をそのまま残すだけでなく、先生が気づいたことを書き足したり、表現を直したりしながら使えます。

園児メモリに記録したデータはAIの学習に使われますか?

いいえ。ヒナリーでは、入力データをAIの学習に使用しません。園児メモリの記録は、AIが回答や書類を作る際に参照しますが、これはモデルの再学習とは異なり、参照した内容がAIの学習データになることはありません。データは施設ごとに分離された環境で管理され、共有されるのも同じ施設に所属するメンバーの範囲に限られます。

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